自習室のウォーターサーバー選び|水道直結型 vs ボトル型を比較した結果

今回は、自習室を開業する際に意外と悩む「ウォーターサーバー選び」についてです。

私は現在2店舗を運営しており、1店舗目と2店舗目で異なるタイプのウォーターサーバーを導入しています。結論からお伝えすると、水道直結型(ウォータースタンド)が自習室には最適解でした。

この記事では、2種類のウォーターサーバーを実際に使い比べた経験をもとに、費用・手間・設置のすべての観点から解説します。

目次

自習室にウォーターサーバーが必要な理由

自習室の利用者は、長時間滞在します。1日8時間以上という方も珍しくありません。

その環境で、飲料水が用意されていることは、利用者満足度に直結します。「水が飲める」という安心感は、集中力の維持にもつながり、安価に自習室で提供できる価値の高いサービスになります。

また、ウォーターサーバーは他店との差別化にもなる可能性があります。開業前から、どのタイプを選ぶかを考えておくことをお勧めします。

2店舗での導入状況

1店舗目2店舗目
タイプ水道直結型ボトル交換型
サービス名ウォータースタンドオーケンウォーター
水の種類浄水(フィルター処理)RO水
台数1台2台
初期費用9,000円(設置工事費)なし
月額費用4,400円約5,000円(2台分)

1店舗目:ウォータースタンド(水道直結型)

概要

ウォータースタンドは、水道管に直接つないで使う浄水型のウォーターサーバーです。フィルターで水道水を浄化し、冷水・温水を提供します。ボトルの補充が不要なため、管理の手間がほぼありません。

初期費用・月額費用

  • 初期費用:9,000円(設置工事費のみ)
  • 月額費用:4,400円(レンタル・フィルター交換込み)

月額費用の中に、フィルターの定期交換が含まれているため、追加費用なしで運用できます。また、故障時も無償で現地修理対応を行ってくれる点もポイントが高いです。

設置工事について

ウォータースタンドの設置には、水道管への接続工事が必要です。

私の場合は、ウォータースタンドから工事仕様書を取り寄せ、それを工務店に渡して工事していただきました。流れとしては以下のようになります。

  1. ウォータースタンドに問い合わせ・工事仕様書を取り寄せ
  2. 地元の工務店に仕様書を渡して工事を依頼
  3. 設置完了・利用開始

特に困ったことはなく、スムーズに進みました。ウォーターサーバーの設置場所近くに水道が来ていれば、工事はそれほど難しくありません。物件契約の段階で、水道の引き込み位置を確認しておくと、設置場所の選定がスムーズになります。

メリット

  • ボトル補充が一切不要:水道直結のため、継続的に水が出る
  • 衛生的:フィルターによる浄化で常に清潔な水を提供できる
  • ランニングコストが安定:月額固定のため、利用量が増えても費用が変わらない
  • 管理の手間がない:ボトル在庫管理や配送受け取りが不要
  • 契約期間の縛りがない:契約期間のしばりがないため、解約違約金等も発生しない
  • 修理が現地対応:現地にエンジニアの方がきてくれるので、装置の返送、受け取り等の手間がない

デメリット

  • 設置工事が必要:水道管への接続工事(費用:9,000円)
  • 物件の条件が必要:水道管を近くに引き込める物件であること

2店舗目:オーケンウォーター(ボトル交換型)

概要

オーケンウォーターは、天然水とRO水(逆浸透膜でろ過した純水にミネラルを加えた水)を選択でき、ボトルで定期配送するサービスです。ボトル下置き型のサーバーで、足元でボトル交換ができる設計です。

RO水とは

RO水とは、逆浸透膜(RO膜)で不純物を徹底的に除去した水です。一般の浄水器では取り除けない環境ホルモンなども除去しており、安全性が高いのが特徴です。オーケンウォーターのRO水「プラスプレミアム」は、純水に天然水由来のミネラル成分を程よく残した仕上がりで、まろやかな味わいが特徴です。

初期費用・月額費用

  • 初期費用:なし(サーバーレンタル料・配送料・メンテナンス料すべて無料)
  • ボトル単価:1本(12L)約1,250円
  • 月額目安:1台あたり2,500〜5,000円程度(注文本数により変動)
  • 当店の月額:2台で約5,000円程度

※RO水プランの場合、12L × 2本/月で2,648円(税込)が基本となります。

メリット

  • 初期費用ゼロ:工事不要で設置できる
  • ボトル交換がしやすい:ボトル下置き型のため、重いボトルを持ち上げる必要がない
  • ボトルの処分が簡単:使い捨てのワンウェイボトルのため、コンパクトにまとめて燃えるゴミとして処分できる。ボトルが場所を取らない
  • 配送スキップが可能:ストックが溜まった場合、最長2か月までスキップ可能
  • 水質が高い:RO水はすべての不純物を除去した安全性の高い水

デメリット

  • 解約時の違約金:契約期間中の解約には、解約手数料16,500円(税込)が発生する
  • ボトルのノルマがある:契約で決まった本数に満たない場合、買い取りが必要
  • ボトルが減ってくる音:水の残量が少なくなると、ボトルが潰れる音が気になることがある。これはワンウェイボトルの構造上の特性で、外気を入れない設計(真空ワンウェイボトル)によるもの

2タイプの比較まとめ

比較項目ウォータースタンド(水道直結型)オーケンウォーター(ボトル型)
初期費用9,000円(工事費)なし
月額費用4,400円(固定)変動(利用量による)
設置工事必要(水道直結)不要
ボトル補充不要必要(定期配送)
ボトル処分不要燃えるゴミで可
衛生管理フィルター交換(込み)セルフメンテナンス
利用量と費用固定(増えても変わらない)増えると費用も増える
解約の自由度比較的自由違約金あり(16,500円)
物件条件水道管の引き込みが必要問わない

自習室には水道直結型が最適解だった理由

2店舗を運営した経験から、自習室には水道直結型(ウォータースタンド)が正解と感じています。その理由は3つです。

理由1:利用量が読めない

自習室の利用者数は、日によって大きく変動します。

ボトル型の場合、利用者が多い日はボトルの消費が早く、不足が発生するリスクがあります。また、利用者が少ない月でもボトルの最低注文本数が決まっているため、余ってしまうこともあります。

水道直結型であれば、利用量に関わらず月額固定のため、費用が安定して予測しやすいです。

理由2:管理の手間が大きく違う

ボトル型は、定期的な配送受け取り、在庫確認、空ボトルの処分という手間が発生します。

もちろん、オーケンウォーターはボトル処分が燃えるゴミで出せるなど、他社に比べて管理しやすい設計になっています。それでも、水道直結型と比べると管理コストは発生します。

自習室は基本的に少人数で運営することが多く、できるだけオペレーションを減らすという観点では、水道直結型が優位です。

理由3:長期的なコストが安定する

ウォータースタンドは月額4,400円の固定費です。2店舗目のオーケンウォーターは2台で約5,000円ですが、利用者が増えてボトルの消費が増えれば、費用も増えます。

長期的には、水道直結型の方がコストの見通しが立てやすい選択です。

物件別の選び方

ただし、すべての自習室が水道直結型を選べるわけではありません。物件の条件によって、選択肢が変わります。

水道直結型を選べる場合

  • 水道管を設置場所近くに引き込める物件
  • リフォーム・工事が許可されているテナント

ボトル型を選ぶべき場合

  • 水道工事が難しい物件

まとめ

自習室のウォーターサーバー選びのポイントをまとめます。

水道直結型(ウォータースタンド)が長期運営には最適解

月額固定・補充不要・管理の手間ゼロが、少人数運営の自習室に向いている

ボトル型(オーケンウォーター)は初期投資ゼロで始めやすい

工事不要で設置できるため、物件条件が限られる場合や開業初期の選択肢としては有効

物件契約時に水道の引き込み位置を確認しておく

水道直結型を選ぶなら、物件選定の段階で確認しておくとスムーズ

ボトル型を選ぶなら解約条件を必ず確認する

違約金の有無・最低注文本数・スキップ制度など、契約前に細かく確認することが重要

ウォーターサーバーは、利用者に「快適に過ごせる場所」と感じてもらうための重要なサービスです。物件の条件や運営スタイルに合わせて、最適な選択をしてください。

これから開業予定の方で、判断に悩む場合はお気軽にDMまたはお問い合わせフォームからご相談ください。

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